こんにちは。福岡市博多区に住む主婦の宮崎です。
通信制高校にも全日制高校と同じように、私立と公立があるようです。そこで今日は、私立と公立ではどんな点が違うのか調べてまとめてみました。
①学校数
通信制高校の学校の数をみると、全体で250校(平成29年調べ)あって、その内、公立の通信制高校が78校、私立が172校になります。構成比は3:7と圧倒的に私立の通信制高校の数が多いことがわかります。
②学費
前回の更新でも紹介しましたが、全日制高校と同じように通信制高校も公立と私立とでは学費に大きな差があります。
入学金は公立が500円~に対し、私立は安いところでも1万円~になります。また、通信制高校は単位毎に料金が設定されています。
公立は、1単位 180円~1,200円で、卒業するまでに74単位必要だと考えると約10万円程度になります。一方私立は1単位7,000円~12,000円と単価が高く、卒業までかかる費用は約35万円以上とかなりの差があります。
その他、教材費、設備費、スクーリングの費用などが別途かかりますので、卒業までに100万以上かかる学校もあります。
※就学支援金で学費は抑えることができます。公立の通信制では授業料が無料となり、私立の通信制では年間約12万円が授業料から減額となります。
③通学範囲
私立が全国を対象にしている広域(入学できる地域が3都道府県以上)なのに対し、公立は狭域(入学できる地域が学校のある県+隣接する1都道府県)となっている学校が多くなっています。
④スクーリングの日数やサポート体制
スクーリングと言われる登校日数が公立は基本的に少ないのですが、私立は自由に日数を選べる学校が多いです。
サポート面に関しても、ほぼ自宅学習がメインで、定めらた指導以上は望めない公立に対し、私立は勉強以外に目標設定があったり、専門のスクールカウンセラーが常駐していたりとサポート面は充実しています。
⑤専門性
公立は国語・数学・理科など普通科目をまんべんなく学習するのが一般的ですが、私立は普通科目に加えて、スポーツやデザイン、語学や美容など、多種多様な専門コースも用意されています。
出典:写真AC
このように、通信制高校の私立と公立とでは、費用やサポート面など色々な違いがあります。それぞれメリットとデメリットがあるので、どちらがいいとかは一概にはいえない部分があります。
息子の場合は、通信制高校に行くとなったら福岡で探すことになりますが、「通信制高校 福岡」というサイトにもあるように、じっくり比較して自分のライフスタイルや性格に合った学校を選ぶようにしなければなりません。
まだ決心がついていないようですが、このままこうしていても先に進まないですからね。これからも親としてサポートしながら、通信制高校への入学を検討していきたいと思っています。